GWの後半。例によって富士山麓のゴルフ場での2泊3日の合宿の為にA4カブリオレを駆り出してその合間や往復路で高速道路はもとより富士山麓から箱根の峠道まで360kmを存分に走り回って感じた事を報告します。

足回りについて感じた事。
まずはっきり言って僅か2万キロの個体でも年式が年式だけど可動部分の劣化は避けられないと考えています。
TTとつきあった3年半でよくわかりました。
しかしながら、こういう雰囲気のクルマは意外と傷みが少ないとは言えると思います。路面からのショックやその逃がし方が直接的な突き上げを感じるTTなどのスポーツ車とは違ってなかなか上手くおこなわれているように感じます。
地面を走り始めて8年も経つ中古車で設計者の意図をどこまで感じるかはわかりませんが最新のクルマを色々試乗していることがこういう時にヤレ具合が“腰や背中”のタッチとして判断出来る様になってきたようにも思えます。
おそらくこの個体の新車時からの違いは僅かに擦れる小さなミシミシ音だけだろうと推測されます。
それと大事な事はみなさんご指摘の劣化したタイヤです。
このクルマは07年製造のものである事はサイドウォールに刻印された印で理解しました。ほぼワンオナだったと思われるこのクルマのおそらく5年車検時に交換されたものだと考えられます(’記録簿より)。

昨日、箱根のヤギさん峠を走行して感じた事は「うまく滑るな」というものでした(笑)。
雨上がりのセミウェット路面を一定速で旋回すると静かにアンダーが出始めてコーナーの後半に切り足す作業が必要になります。
しかしながらタックインやフロントだけが出るのではなくて後輪側も一緒になって出始めるうえに挙動はマイルドなので感じないと言えば感じないというレベルなんだけどもっと速度を上げて追い込めば当然最終的にはドアンダーになるような気がします。

この四輪が軽く流れる動きはやはり5年目のタイヤに寄るところが大きいのでしょう(中古スタッドレスで体験済みw)。一本のタイヤを長く使い続ける事はエコではあるでしょうが事実寿命を越えてしまっていることも理解出来ています。
あの新品タイヤのなんとも柔かくて優しい乗り味を思うとよだれが出ます(笑)。
タイヤのことを置いといたとしてもこのクルマのステアリングがウドゥンだという意味が少しわかった気がしました。
コーナーで切ったステアリングを手のひらでスルスルっと滑らせて舵力の反発に任せているととても上等なFR車に乗ってる様に思えて来るんですね。
革のステアリングをほとんど滑らせずに運転していたものだから最初は滑ってしまって保舵をするのにも曖昧な感じがしていやだなあと思っていたところ、峠のコーナーをクリアーしていくうちに“こりゃあおいらの勘違いだった”と。。。
だいたいにおいてこのクルマのステアリングのパワーアシストは少なめだと思います。
MC前のうちのMB C200と比べても重いほど。
それでいて本家のMBでも出来ない「スルスルステアリング返し」が出来るんですね。なんだか嬉しくなっちゃいます。
FFにありがち(というかお約束)なトルクステアもほとんど感じさせない事などからきっとこのクルマの開発者はこのクルマを昔ながらのFRのカブリオレとして躾けようと企んだんじゃないでしょうか?。

CVTについて
穏やかなエンジン出力とCVTは一定速度で走るのに最適です。山坂道でさえクルーズコントロールを入れておきさえすれば速度を一定に保ちながらエンジン回転だけが緩やかに上がったり下がったりと無段変速機の恩恵をフルに得る様な設計です。
長い下り坂でもオートクルーズスイッチさえ入れておけば知らぬ間にエンジン回転がスルスルっと上がって速度を一定に(なかなか保てないけど)保とうとするところなんてけなげでさえあります(笑)。
こんな風に運転するとこのクルマは極上のフライングカーペットなんですね。
そういう風にクルマにあった運転をするって久々ですが、そもそもこういうクルマをAudiが作っていたと言う事実に少々驚いたりしています。
それはここで何度か書いてますが最新のAudi車の多くは速度を上げてもあまり怖くない様に(?)速度感覚が希薄に作られている気がします。これは高速走行でも精神的に安心安全な雰囲気造りをしたいからだろうし、それ自体全く不満はないんだけれども逆に言えば飛ばしてナンボっていうかクルマが「飛ばしてくれ」と訴えかけているようで単純な私なんぞはついついエンジンぶん回してしまいます(爆)。

休日にはA4カブリオレ平日はC200と私的にはなんとも贅沢なカーライフを過ごすことになってしまったわけですが、今回の乗り換えでC200を平日車としたのは正解かもしれません。
やはりメルセデスは非常に良く出来た上等な実用車です。クルマを運転していることを忘れるようでいてしっかり運転感覚を保たせるという上手い作りがしてあります。事務的でもあります。
A4カブリオレはというとメチャクチャ休日車です。これで通勤は出来ない(汗)。
ようするにこれはリゾート直行特急として設えてあると理解します。
電車で言うと小田急ロマンスカー的な存在でしょうか?
また高級とか上等とかともちがう“上質”な風合いが演出されている気がします。何より品が良い。佇まいがとても好きになりました。
一口にオープンカーと言ってもそのポジショニングはそれぞれ違うのだなと思わせますが、このクルマはそんな中でも色によっても役割が違うように思います。
濃紺(モロブルーパールエフェクト)のこのクルマは細かいキズもよく目立つしホコリや汚れも嫌います。
いつも洗車をして綺麗にしておいて“いざ行かん!”って時に出陣するようなクルマなんだろうと思われ、アシ車は別に確保するという贅沢な使い方をするのに向いているのだろうと感じます。
ちなみに当時の標準色が4色(レッド以外は薄めの色ですね。)
アクアマリンブルーメタリック(内装ベージュ等)薄〜〜い水色ですね。
シルバーレイクメタリック(内装ブラック等)シルバーです。
アムレットレッド(内装ベージュ等)幌も赤でちょっと(かなり)派手ですね。
コズミックイエローメタリック(内装ブラック等)金色っぽいです。
オプション色として(パールで濃色はここにあります)
エボニーブラックパールエフェクト(内装ベージュ等)凄みあるね〜〜。
ディープグリーンパールエフェクト(内装ベージュ等)見た事無いね。
モロブルーパールエフェクト(内装ブラック×イエロー)ここんちのクルマ。
カリビアンブルーパールエフェクト(内装グレー)ちょっと薄めの紺です。
という具合に色によって性格ががらっと変る様にセットしてます。
特にグリーンは見た事無いですが英国車的な存在かもしれません(気になる〜〜)。
そんなちょっと特異なクルマはどうやらTT乗りの皆さんにも良くご存知なご様子。
諸事情許せば2台持ち(3台持ち)が理想と思われ、いつかはオープンスポーツカーをゲットしたいと一層想いはつのるのは私だけではないでしょう。贅沢すぎる話ですが。