大仏君の悩み |
ちょっと昔だったら“買ったばかりなのに故障”とか、一部の外国車のように“走ってる時間よりドッグインが長い”とか“坂道で全然登らない”なんていろいろあった。
国産車に至っては十年くらい前から“故障”とは無縁と聞いている。
社用車にしているシトロエンエグザンティアも6年目だが故障は一度もない。(マフラー外れくらい)
今日も元気に横浜往復を涼しい顔でこなして来た。
大仏君(当社スタッフ)のゴルフ4も7年目を迎えるが至って健康である。
毎日のように『・・・がかっこいいね』とか『・・・はサイテーだなあ』とか勝手な事を話しては無駄な時間を費やしているが、実際買い換えとなると二の足を踏んでしまうらしい。
このVW GOLF4は評論家諸氏の言い分では“ゴルフらしさの希薄なゴルフ”とかいろいろ言われていたが乗ればやっぱり“ゴルフ”である。
車体寸法の割に狭い室内や荷室スペース。
初期型に搭載されるAUDI製のエンジンは全域でトルクが細く、騒音の巣窟。それに加えて4FATはセットアップがダルで回転上がれどスピード出ず!
100km/h時で3,200回転とローギヤードで燃費も悪い。
純正タイアは195/65/15と今の時代では考えられない程厚い。
このタイア長寿が目的と見えてロードノイズの処理も不十分でグリップも悪い。
買い換え動機はふんだんに、ほんとうにふんだんにある。
しかしである。決定的な次期候補車が無いのである。
大人4人が乗れてコンパクトで堅実な、それでいてクリーンな好感の持てるデザイン。
直進性がしっかりしていて高速道路での安心感。
やっぱりゴルフなのである。
昔、徳大寺さんが『ゴルフに乗ったらまたゴルフ。ゴルフとはそう言うクルマなのだ。』と“間違いだらけのクルマ選び”に記していた事を思い出す。
そうなのだ。ゴルフを買ったら新型が2回出るくらは楽に乗れるのである。
しかも新型が出ると『新型はゴルフらしく無くなったから嫌いだ』などと毒づいたりするものである。(私もそうであった)
クルマ好きに一度は乗ってもらいたいクルマであるが悩み多きクルマでもある。
それは次のクルマ選びが大変になってしまうから・・・・