ジャガーニューXJについて思う事 |
本音を言えば前回のFMCのデザインは納得出来ていなかった。
伝統的なモチーフを使いながらアルミボディーという新しい技術で現代によみがえったXJというコンセプトは『文字だけは』納得出来た。
しかしながら伝統だって都度改革を続けなければただのアンティークになってしまうのではないかという疑念は消し去る事が出来ずにいたことも確か。
我々の仕事でもいつもそこの部分(伝統と革新の融合)がテーマになる。
言葉で言うのは簡単だけれど形にする事は容易ではないことも良く知っている。
XFとは違い内装デザインはあきらかにクラシックなエレメントで埋め尽くされていてカテゴリーやターゲットの違いを明瞭にしていると思われる。(センターコンソール以外は)正直に“美”を感じさせる。
フォード傘下からタタグループとして生まれ変わったジャガー。
相変わらずメインマーケットのアメリカにむけて作られたと思われるデザイン。
数十年来変わらなかった(変えられなかった)デザインを変えた勇気に賛辞を贈りたい。
違うソリューションもあったとは思うけれど・・・・
あれこれ試乗記事が書かれる前に直感的に思った事を書き留めておきたかっただけだけれど。
さて市場の反応や如何に。