King of dragon |
先般から設計していたレストランがオープンするのである。
店名は“龍皇”と書いて何と読むのかわからないが英名“King of dragon”である。
香港人はこの“龍”という名前が好きなようで街中至る所に散見される。
たとえばイギリスで“マジェスティック”とか“ロイヤル”とか王家にちなんだ名前をやたらとつけたがるのと似ているのかも知れない。
赤色の看板も似ているのかなあ(中国の赤とは意味が違うように思うが)。
“お里が知れる”ところではある。
ところでこの店、日本には無いスタイルのお店で“ガルーパ料理”で売っている。
“ガルーパ”とはハタとかクエ等の魚の種類で、ここでは大きいものになると全長2mちかくになるという。
店の入り口や奥でこの大きな魚が水族館よろしく水槽の中を悠然と泳いでいるのである。
そんな大きな魚を料理するだけでも大変だし一匹注文したって食べきれる物ではない。
それを一人分(といっても多いのだろうが)単位で提供してくれるって訳である。
肉をはじめ内蔵に至る迄全て食い尽くすのだ。
他にも“竜のおとしご料理”や“フカヒレ”“乾燥アワビ”など中国4,000年の歴史よろしく料理するというのである。
この店はホテルの地下階に入っているため当然のことながら“点心”もある。
これは姉妹店でいただいたが(以前当ブログで紹介しましたね)、非常に繊細かつダイナミックであるうえモダンなスタイルが人気を集めていた。(予約無しでは絶対入れない・・らしい)
香港に行った方ならわかると思うが近年の香港は日本よりうんとモダンでソフィスティケートされている。
やや“大阪チック”な過激デザインが多いんだけれど・・・
忙しい最中に週末使いの出張はなかなか厳しいものはあるが“ガルーパ”でも食べて元気をつけてこようと思っている。
はたして“関東風醤油味デザイン”がどんな店になっているのか?彼の地の客の好みにあいますかどうかが楽しみでもあり怖くもあるのです。
帰国後、この店や料理のスナップをアップする予定です。
今回はちょいと奥地にまで行ってみようかと考えてますので取材がんばってきます。