新型レンジスポーツについての記事を見て |
元ユーザーからするとこの記事を見ると副変速機の切り替えが走りながら出来るのは新型の新特典のように書いてあるがこれは現行モデルもそうであったと記憶。
いきなり詳細に入ってしまったけれどこういう事を本気でできるヨンクは数少ないと思う。
こんなことや
こんなことだ。
これを見るとアメリカ西海岸で行ったドライビングエクスペリエンスを思い出すわけだけれどまさしくレンジローバーと言うクルマはこういう事を平気で行えるクルマなのだ。
(走破出来る様に仕込まれた悪路だろうと知っていながら。。。)
さて昨日久方ぶりに友人の乗る初代BMW X5でいつものゴルフ場を目指した。
往路はともかくステアリングを受け取った帰り道は時折大粒の雨に見舞われるクルマに相応しい好天(笑)に恵まれた。
クルマのコンディションは最高で今がまさに絶頂期の5万キロ走行もの。
ずっしりと重いステアリングと吹け上がり好きのエンジンが織りなす走行感覚は一世代前のBMWそのもの。重厚な安心感がある。
しばらく走っていたらそのレンジスポーツのエクスペリエンスの走行感覚や平素の走行感覚が蘇って来て自然とペースも上がっていった時だった。
大雨で川になったアスファルトの緩いカーブを勢い良く通過しようとしたX5はスルッととステアした外側に滑り出てしまった。幸い同乗者もオーナーも全く気がつかなかったようだけれど自分はひやりとした。
3年間乗っていたレンジスポーツで同じ状況は何度も遭遇したし雨で流されたて膝丈まで冠水した道路を何事も無く走破したことなどが自分の中でのヨンクの基準になっていたから狐につままれたような気がしていた。
その後雨は小振りになり順調な走りで東京に帰って来たX5だったのだけれど、この画像を見て膝を打った。
確かに初代X5はBMWがローバー社を傘下に収めていた時代に二代目レンジローバーと一緒に開発された様に聞いていた。レンジも初期型はBMWのエンジンをその心臓に埋め込まれていた事でも理解出来る。でもその走行感覚や実際の性能というか向かうべき道はだいぶ違っていたことがあらためて感じる事が出来た。
おそらくレンジローバーは悪路では恐ろしい速度でコンピューターが演算して最適な出力やブレーキを入れながら何事も無かった様に無事目的地まで運ぶことを使命としているのだろう。
言えば初代はコンピューターが無い時代からだからDNAそのものがそうなのだろう。
記事を読むと副変速機付きのセンターでフの有る無しを選べるようになったそうだが確かにそんな機能を使う事は自分の運用史上もエクスペリエンス以外では事実上皆無だった。
でもセンターコンソールにそのような機能が記載されたスイッチがあるということだけでも(実際に機能があって)なんだか安心感があるっていうかどこまでも走破出来る夢と言うか男のロマンみたいなものがある様に思うのは私だけではないかもしれない。
最近では走破性ではなく「形」や「上から目線」的な要求でこういったクルマが売れるんだろうと思うんですが個人的にはやはりこの性能が胸を打つ訳です。
長くなったけど今度のレンジスポーツにはディーゼルハイブリッドがあるというから散財をやめておこうかな。。。なんて思う今日この頃でした。