年末年始の冬季休暇中に東京〜島根間の帰省というグランドツーリングにヴェラールを使用しました。
「とにかくロングランのための車」と一口にかたずけたくなります。
従前のレンジローバースポーツもそういう車だったはずですがちょっと桁が違いました。
毎週片道120kmの山小屋へのツーリングをしていて気がつかなかった「圧倒的に揺れが少ない乗り心地」が800kmのロングツーリングでわかったのです。
ヴェラールの詳細をろくに調べずに飛びついたグレードがD180SE。
申し込んだ時にもらったカラーパンフレットでこのグレードにはエアサスではなくコンベンショナルなバネサスだと知り大いに不安になったわけです。
その上試乗したモデルはV6,3Lのパワフルなエンジン。たかだか2Lディーゼルに現代の高速道路のハイスピードについていけるのか不安要素の大盛り!!
事実納車当初、エンジンはやや眠くパッとしない印象でした。
「やっぱりディーゼルだなあ」と思いながら乗り心地が自分の理想に近いことと燃費がいいことで納得しようとしていました。
しかしこのロングランで「私には必要十分すぎるパワーがある」と100%納得できました。
もちろん大きなエンジンの吠えるようなエンジンサウンドにはかなうはずも無いのですが、このエンジンの不思議な上質感に以外にもやられてしまいましたw。
個人的な見解ですが低速でカラカラ音が全く気にならない点はちょっと不思議なくらいです。気にならないのはターボのようなシュンシュン音を入れている(?)からでは無いかと思っています。これが上質その1です。
とりわけ今回のロングランの後には車重に見合った加速や十分な中間加速。これは上質その2です。高回転(わずか4,000rpm)までギュンと回るエンジンも上質その3!!。
よって十分なパワーとゆったりした乗り味が落ち着いた運転を心がけるようにしてくれるのです。
「これぞ自分が望んでいたレンジローバーライド」だと膝を叩きました!!
っていうかやはり車の性格が運転のスタイルを作ってくれるのだなあとつくづく感じる次第(自分はまったく変わってないのにw)
それでも褒めてばかりもいられません。
BMW218dにあってレンジに無いものやなんかもあります。
また4,000kmを後にしてさっそく細かい不具合も出てきました。
走行には関係のない部分ばかりですがちょっとドッグインしてみてもらうことにしています。
日本でのほぼ初期ロットと思えばやむなしです。サンプルの意味もあるでしょうからじゃんじゃん乗ってどんどん改善策の対応をしていってもらいたいものだと思ってます。
次からは今回の経験をもとにした内装編を上げ始めてみようかと思っています、備忘録として。