ジャギュア S-type |
例の友人から電話有り。(ブログに関する)クレームか?
『お前ほんとにアルファ買うのか?やめとけよ。』
やはりそうだ。
『買ったってどうせすぐに飽きるぞ!』
なぜわかったんだ・・・さすが古い友達だ(汗)
しかしあんなに熱くアルファに傾倒している文章書いておきながら最早冷めてる自分に気付く。
うわああ〜〜〜どうしてこんなに飽きっぽいんだろうかあ〜〜!!
(正確には“移り気”かと)
さてそんなわけで最近気になってるのが“ジャガー”です。
というか以前このブログでもちょくちょく“欲しいクルマ”に出てきてましたけれどね。
ほんとは古いヤツがいいんですがXJの。
12気筒が最高なんでしょうが6気筒でいいです。
これにはある訳があるんです。
話は遡りますが僕が今の会社に入ったときに初めてクルマのショールームを担当したのが(下っ端として)ジャガーだったんです。
そのショールームの模型を作ったときにそこに置くクルマ自体の模型が無かったので(スケールがあわなかった)ので自分で作ったんです。
カタログデータからバルサでだいたいの形をつくってパテ塗ってこすってまたパテ塗って削って・・・・
気の遠くなるような作業だった事を覚えています。XJ12です。
その中で特に苦労したのがリアフェンダーとトランクリッドだった事は忘れません。
リアフェンダーなんて削っても削っても似てこない。
これでもか!これでもか!と思い切ってざっくり落としてやっとこさ似てきました。
それもかなりふっくらと削らないと似ない。
またパテかってこすってふっくらさせて・・・
締めにトランクリッド左右残して(エッヂが立ってる)こつこつ落としてサフェーサー吹いて水ペーパーかけて白く塗って(模型だからね)完成としました。
ようするにあのリアデザインは既成概念以上に絞り込みが激しかったのだと思います。
フロントは難なくできましたよ。
そう言う訳で隅から隅迄じっくり(カタログ)見て、そのカーヴやラインに感心したわけです。
ただし、あのモデルは所有するのにもの凄く維持費がかかると聞いていますから(リアダンパーが二本だったり、ブレーキディスクがインボードだったり、V12エンジンがやっかいだの)なかなか手が出ないだろうなあと思っていました。
それは今でもそう思いますし、ますます古くなってきていてさらに難易度が格段にあがっているものと思います。
そこで新車でいえば“S-type”です。
デビュー当時は“リンカーンの大味さがダメ”とか“マーク2のできそこない”みたいに言われてたけど(いわれてたっけ?)そんなことはどうだっていいんです。
あの日見た“あのライン”を、リアの絞り込みを見たんです。この車に。
だからずうっと忘れられないでいる一台なんだと思います。買う買わないは別にして。