やけくそ遍歴コーナー!!(青春編) |
あれはまだ僕が渋谷のタワーレコードの(昔の宇田川のころ)一階の“バルーン”って店で働いてた時でした〜〜。(ひろし風)
当時デザイン学校(1)の学生だった俺は、そのわけのわかんない店で“マネージャー”つう肩書きでアルバイトしてました〜〜。(ひろし風)
当時はバブルにさしかかるいわゆる“右型上がり”の時代。
タワーレコードの店頭では“マイケルジャクソン”の“スリラー”がヘビーローテーしてたっけ。
店のユニフォームのクラリーノ(古くてわからないかしら)は靴底がつるつる。
友人のサブマネと閑古鳥が鳴く店をほっぽらかしてよく踊った。
ムーンウォーク!
今思い出しても泣ける(笑える)青春。
ある日店のパティシエ(今はこう言うんだよね)がその友人と閉店後やってきた。
『おまえら、車欲しいだろ?ゴルフどうだ?』
当時、文京区に住みながら市川の彼女とつきあってたサブマネ氏
夜中迄の逢い引き(古!)の足が欲しくてたまらない
『欲しいっす!!』
即答!!当時で-9年落ちくらいのぼろぼろの初代ゴルフを65万円で押し売りされた。
これは新車時の綺麗なゴルフ(Golf1ですね)↓
ぼろぼろの実車を見て断りを入れたが時既に遅し!!
まあ、相手はちょっと前で言う“チ○マー”みたいな軽○ンピラさん。
その左ハンドルのゴルフは誰が見ても平行中古車である。
悲しく錆びた外装。ひび割れたダッシュボード。皮のめくれきったハンドル。
日々の暮らしもままならない貧乏学生の俺たち。
しかしそいつは親に三年落ちの中古車と偽り、バイトで貯めたわずかな金もその車につぎ込んだ。
なんだか今思い出しても涙が出そうだ。
私はその後訪れる悲劇をまだ知る由もなかった・・・・が。
そんなこんなで仲良しの我々はその“ぽんこつ”であっちこっちに出かけた。
助手席には例の市川の彼女。
後部座席は俺一人。楽しかった。いつも三人。旅行に、スキーにどこでも一緒に行った。
夜を除いては・・・気がつくと二人は居なかった。温泉でも。スキー場のロッジでも。
というより、どう考えても“邪魔者”である
『気がつくのおせーよ!!』
次第に生来の貧乏性の俺も“彼女付きの車”が欲しくなって来た
さてと。彼女付きの車はどんなのかな?
探した。さがした。渋谷の街でキョロちゃんになって。見た見た!
そして、たどりついた。
『どうも、プレリュードが彼女付きらしい』 と。
これが“彼女付きのプレリュード”
新車は到底無理の無理無理!!貯めた貯金は30万円。
それとて車庫の契約やらなにやらでかかるはず。とっとこ!
当時は中古車情報誌などというものはほとんどなく、“足”で探すのだ。
運悪く(良く)会社の同僚のおじさんが中古車屋という。
雨上がりの中古車屋はすべてが美しく見えるのです(ほんと、注意よ!)
あったありました。素敵な“彼女付き(もどき)”
(途中省略)
見事納車。5年落ちのサンルーフ付き(この車は全車付いてる)の2ドアボディーだ。
1800ccの5段マニュアルシフト!赤(少し濃い)
なんとしかもスノータイアまで四本付きだし!すごい。感激。
当初付いてなかった“エアコン”まで付けて65万円。(新車は200万円以上)
これが私のプレリュード(色は違うけどこの際一緒!!)
これで俺も彼女付きだぜ〜〜〜〜!!!
しかし、彼女は付いてこなかったとです(ひろし風)
彼女が付いてくるプレリュードは目がパコパコするやつだけだったのです。
その時の女性(まあ主に学生だが)の方々に『プレリュード買ったんだけど』とセールストーク。
『目が閉じるやつ〜〜?あれかっこいい〜〜よね!』
『・・・いや、開きっぱなし。』と俺。
『何?このシビック!!』
『し、シビック・・・・これプレリュードだけど・・・』
『・・・・・・』
その車、その後も“雨漏り、エンジントラブル”などを果てしなく繰り返しました。
前出の友人とドライブに行けば置いてけぼり状態!
やっとの思いで“付いて来た”彼女ともトラブル続き!!
その一つ一つを書き込むにはこのシリーズが終わりませんので省略します。
その車、48回のローンを払い終わる前に息を引き取りました。
今見てもかっこわるい車ですね。このくるま。
ああ、青春とはなんて“とほほ”なんでしょうか?。
(ばかは変わらないだろって言ってる!!!だれだ!!!)