ランドローバードライビングエクスペリエンス走行編 |
その中でも『時速8マイル以下での走行』というものもその一つだそうです。
雨期のカリフォルニアの天気はネコの目のようにくるくるめまぐるしく変わります。
ごらんの通り道はぬかるみ、轍や水たまりが天然で出来ています。
そんな中を先陣ディスコ3に続きゆるゆると進みます。
写真ではわかりにくいですが左への傾斜でクルマの後部がずるずると滑り落ちています
ついに切り返せなくなりリバースギアを選択したところです(ランプが光ってますよね?)
深い轍をトレースしている限りステアリング操作はほとんど不要ですが一旦外れてしまうといくらステアしようともクルマは自由に操れません。
こうやって先人の動向を見計らって計画立てながら進めるのが後続のメリットですね。
またテレインレスポンスとヒルディセントコントロールは通常のDレンジでも(1速でなくても)効果的にブレーキングを四輪別々に制御します。『ゴゴゴゴ・・』というABS音があちこちから勝手にしてきます。
同じく右傾斜で右ターンなのにステア角度はごく僅か。リアが滑って落ちて行きます。
あれ〜〜〜って。
ここでも姿勢制御はある程度エアサスによって行われるらしく、通常であれば横転するような場面でもしっかり走破できるのは尋常でない性能だと思います。
視覚的には45°位傾斜しているのですから。
それを警戒した後ろのレンジはいささかオーバーし過ぎの様子。
それまでに何度かコースを外れそうになったのかも知れませんがアクセルコントロールもドカンとおこなっても通常のようにトルクは路面に与えられる事はありません。
森の中をこうやって進みます。(臨場感のある手ぶれ!)
さて意外とキツい上り勾配で速度不足でスタックし、バックしてくるディスコ3。先頭車両のゆっちんさんの『その』レポートをどぞ
右後輪が轍から外れそうになっています。これが結構危険です。落ちちゃいます。
危険を察知するとインストラクターが降車して人力で押します。
轍が浅いところでは脱線は命取りなのです。
気付いた方もいらっしゃるでしょうがステアリングに親指を掛けては行けないと指導されてます。レンジスポーツのステアリングが扁平している事への疑問がこのとき解けた!
ディスコは登坂に失敗しまたもやリバースです。
先陣は大変ですがこれを見てインストラクターと相談して計画すると一発で行けます。
いくぞ〜〜〜!!の図
今回のハイライト『崖下り』
頂上からは道は全く見えないですから〜〜〜って。
落ちます!!
ここを始め下り傾斜は1速に叩き込んでアクセルブレーキから足を離して一切の制御は全てくるま任せ。
ヒルディセントに任せるわけですが最初は怖くてなかなかできません。
どちらかのペダルを踏むと解除されますから一層怖い事になるということを知る場面。
どりゃ〜〜〜!!ちょっと脱線した2号車の景色ですw
下から見るとこんなです
落ちるところです。
この角度結構腹筋使います。
こんなです。
さてこれは二輪接地の図。
左前輪と右後輪が浮いて止まってます。ぶらんぶらんしてます。
ストロークの長いディスコの脚が良くわかります。
続いて入水!
大丈夫かよ、おい!
しかしリアのストロークも長いですねえ、ほんとに。
続いて我がスポーツはと・・
同じシャシーと言いながらストロークの違いがわかりますね。
車高が3車で一番低いというネガがここの部分にあります。
どりゃ〜〜〜!
うほ〜〜!
えいやっと。
どぼどぼ〜〜〜
難なく走破出来ましたが、写真の角度もあると思いますがディスコより明らかに車体が傾斜でしているのがわかりますね。脚で調節し切れていない様です、スポーツ。
走行中は自分の事だけ必死だったのでわかりませんでしたが、やはりディスコ3の走破性はかなりなものだと思います。かといってレンジスポーツがだめかというとそうでもないようです。
我らの後ろを走行していたレンジのドライバーが『レンジスポーツって走破性一番良かったんじゃないの?』なんていってましたからね。
全体的な重心が低いと言う事も良い方向に作用したのかもしれません。
最後に丁寧に修了証書とそのネームの入ったキャップを頂いて終了となったわけです。
緊張をほぐすようにとの配慮で供されたワインが脳天に染み渡ったのは私だけでは無かったと思います。