Lee Garden |
シェフも彼の地で有名人らしく、料理のテレビ番組や取材に引っ張りだこのようである。
さしずめ“香港の鉄人”といったところだ。
そのシェフの案内で昼食をごちそうになった。
店は今年の春にオープンしたばかりのAPMというSCの五階にある。
我々もここでいくつかのショップを手がけてはいたがこの店は初めてだ。
店内は広い通路を挟んで客席がステップフロアーになっている。
天井が高いから出来る技。
イタリア人デザイナーが手を施したという内装は“マホガニー素材(赤い木)”を中心にした意外と“まんま”な“モダン中華”だ。
中華パターンの扉を開けて10人程入れそうな個室へ。
一面がガラス窓になっており夜景が連想させる。
・・が代表的なそれではなく、ただの住宅地(アパート)だから期待はできそうにない。
観察する間もなく一品目
さくっとした歯ごたえ。中には大根のホソ切りが絶妙な味付けで隠されていた。
サクサクふわっと立ち上る大根のほのかに甘いかほり。
ほぼ同時に二品目
装飾的である。下にツバメの巣のように敷かれた編み目が“パリパリ”っと餃子の中身がじゅわっと。
そして蒸し餃子。何も付けずにそのままいただく。
豚の背油だろう。この上なくジューシーな風合いは。
ここで一休みキュウリの和え物であある。(写真を撮り忘れた!)
次はなんだ?スープである。
付け分けられたそれはほんとに“ただのスープ”に見える。
一口。『うまい!』
焼き物二品の後の胃袋を“ほっと”させるこのスープ。
強いて言えば“支那そば”のスープ。
スープの中からなにやら掬いだされたものが大皿に。
鶏である。出汁にとったこの鶏を一緒に食べるのだ。
すっかり油の抜けたそれはさっぱりとして黒酢でばっちり。
さてここでメインの登場。伊勢エビである。
この輝く白くてプリプリとした身が口の中ではじける。ブリブリか?
付け合わせが小エビと鶏肉とキュウリの和え物が入ってる。
伊勢エビが強烈で記憶が・・・
さてここで畳み込むようにもう2品。
ガルーパ(魚)の唐揚げと野菜との炒め物。
写真が無いがチャーシューのパン包み。
通常魚がどっかーんと乗って上からアンがかかっている料理が多いがここは違う。
全体的におされである。
チャーシューの方は大皿の上でハサミでカット。
四角い肉を蒸かしパンで巻いていただく。パンの中でチャーシューがとろける。
かなり満腹だがここで、フライライスおじやだ。
見た目はこうだが、あまりの香ばしさにまだまだ食える!
データの都合でデザートがアップできない〜〜〜!残念!!
グレープフルーツがバラバラに(粒が)なってココナッツジュースに入ってる。
甘さ程々で男性でもさら〜り入ってしまう。
お決まりのフルーツ盛りで〆。
食後のさっぱり感はなかなかのもので、今迄食べた中華料理の中でも指折りに入る。
フカヒレとか肉が少なかったのが功を奏したか。
この料理の供される店を設計するのが今回の渡航目的なんだよね。